今回はドイツ発祥のサウナアクティビティ、アウフグースについてご紹介します。
アウフグースは現在様々な温浴施設で実施されており、その体感温度は100℃を超えるといわれています。
一見苦しそうに思われるこの行為が、なぜ人気を集めるのか。
実際に熱波浴を体験した筆者が解説します。
アウフグースとは
アウフグース(Aufguss)は、ドイツ語で「注入」という意味を持つ、ドイツ生まれのサウナ室内で行うアクティビティです。
熱した石に水をかけ、発生した蒸気をタオルやうちわで仰ぐことで体温上昇、発汗を促します。
日本では「熱波」といわれることもあるように、強めに直接仰がれると息をするのも難しいほどの蒸気を浴びることになります。
たとえると目の前に超大型巨人が現れたくらいの蒸気です(伝われ)
ちなみに日本では熱波師とよばれるロウリュ・アウフグースのプロが各地のサウナ施設で活動されています。その中でも特に優れたパフォーマンスをすると評判の熱波師をまとめられている記事を見つけたので、興味ある方は覗いてください。
ザっくりととのうサウナ入門_熱波師って知ってる?ロウリュ参加者を恍惚へ導く風の魔術師を紹介!読んだら熱波が欲しくなる!
アウフグース(熱波浴)の流れ
ここでは本場ドイツ式のアウフグースではなく、より体感しやすい日本式のアウフグース、熱波浴の一般的な流れについて説明します。
一般的な流れはこのようになります。
熱波師の方がサウナストーンにアロマ水をかけ、タオル等を回して室内に蒸気を拡散させます。
発生した蒸気を、タオルやうちわを使ってお客さんに向かって仰ぎます。
熱いかもしれませんが、ここは我慢です。慣れればめちゃくちゃ気持ち良く感じれるようになりますよ。
お客さん全員に仰ぎ終わると一周目の熱波は終了です。
終わった後は拍手で熱波師の方を労うのが一般的です。
その後は、希望した人にのみがもう一度熱波を受ける、いわゆるおかわりロウリュをすることができます。
熱波を受け終わったら、まずは汗を流してから、水風呂に直行します。
普通にサウナで温まるのとは温まり方が違うため、普段よりも気持ちいいと感じることができるはずです。
アウフグースのおすすめポイント
私がアウフグースをおすすめする理由は以下の3つです。
- 非日常的な体験ができる!
- 周囲の人との一体感!!
- ストレス吹っ飛ぶ!!!
みなさんは、普段の生活で100℃近い温度の風を浴びるなんてことはまずない(あったらすみません)と思います。
そんな貴重(?)な体験ができてしまうのがアウフグースなのです。
またアウフグース中は周囲の利用者の方との一体感がハンパないです(笑)
熱波師の方によっては全員で掛け声を合わせて行うこともあり、めちゃくちゃ楽しいです。
最後に、個人的に1番のおすすめの理由が、ストレス発散になる点です。
何度もお伝えしてきた通り、熱波はめちゃくちゃに熱いです。。
風を浴びている間、他の考え事をしている暇なんてありません。
仕事や私生活で嫌な事があった日には、熱波を浴びることでそんな悩みごと吹っ飛ぶと私は思います。
実際に筆者がアウフグースを初めて体験した際、将来への不安や展望(カッコつけたわけではありません)でごちゃごちゃしていた頭の中が、一瞬でスッキリした感覚を今でも覚えています。
「悩みや不安は、熱波でリセット」
オススメです。
アウフグースが受けられる店
アウフグースを体験できるお店として、大阪駅近くの大東洋がオススメです。
広々とした室内で、プロの熱波を体験することができます。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
余談ですが、アウフグースの本場ドイツには、「THERME ERDING(テレメエルディング)」というヨーロッパ最大級のサウナ施設があります。
公式サイト:https://www.therme-erding.de
様々なテーマに沿ってエリアが分かれており、各エリアで趣向を凝らしたアウフグースが行われるみたいです。
筆者はナガシマスパーランドによく行っていたのですが、そのサウナ特化型のようなものでしょうか。
想像しただけでよだれが止まりません…
コロナ空けたらぜってえ行こう。
まとめ
ここまでアウフグース、熱波について紹介をしてきましたが、なかなか文面だけでは伝えきれないところもあります。
少しでも気になった方は、ぜひ一度体験してみていただきたいです。
特に最近嫌なことが続いてるな〜という方、そんな悩みは熱波で吹き飛ばしましょう!